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わたくしたちは家庭生活を基準として、地域社会や職場などさまざまな人との係わり合いの中で、お互いに助け合いながら共同生活を営んでいます。より人間らしい生活を営むためには、たくさんの人たちと豊かなコミュニケーションをとっていくことが求められます。コミュニケーションの第一歩は、挨拶です。言葉としての挨拶だけではなく、お辞儀や握手、アイコンタクトや笑顔などのボディーランゲージも挨拶と考えます。また、手紙や電話など対面しない場面での挨拶もあります。
挨拶は、もともと『心を開いて相手にせまる』という意味があります。自分自身の心を開いて相手に近づくふれあいの第一歩なのです。朝の「おはよう」のひと言が、わたくしたちの生活に活気を生み出し、相手に対する親しみや信頼感を築くことができます。
職場での挨拶は、仕事をスムーズにすすめ、お互いのチームワークをよくするために欠かせないものです。慣れないうちは、声を出して挨拶することに抵抗があるかもしれませんが、自らすすんで声をかけることで、相手に信頼感を与えることができます。また、積極的に挨拶をすることによって、人間関係は豊かになり、人脈を広げ、仕事や人生の幅を広げることができます。
挨拶のポイント
挨拶はコミュニケーションの手段ですから、相手に伝わらなければ意味がありません。明るく元気よく挨拶をするように心がけましょう。具体的にどのような点に注意して挨拶すればよいのか、ポイントをあげます。
1, 相手の目を見る
『目は心の窓』と言います。必ず相手の目を見ながら挨拶します。相手に自分の気持ちを伝えるためには、目による表現=アイコンタクトが欠かせません。これは、「あなたに声をかけているのですよ」と、心を伝えます。
2, 言葉を添える
挨拶は、相手に伝わって初めて成り立ちます。相手にきちんと伝わるようにハキハキと明るい声で挨拶言葉を添えましょう。
3, 笑顔
感じのよい表情づくりに笑顔は、欠かせません。あたたかく、優しい、さわやかな笑顔は相手の心をなごませます。顔には、笑顔をつくる筋肉があります。この筋肉を退化させず、いつでも心のこもった笑顔で相手に挨拶できるように心がけましょう。
4, 心を込めて誰にでも
言葉を発することが、挨拶ではありません。言葉に心がこもっていてこそ、真のコミュニケーションです。忙しいからといって、いい加減な挨拶をしたり、あまり親しくないからといって、声をかけなかったりすることのないようにしましょう。また、相手との上下関係に関わらず挨拶をすることも大切です。いくら目上の人に対する挨拶であっても、度を過ぎた丁寧さは慇懃無礼な印象を与えてしまいます。逆に、出入りする業者の人などに、横柄な態度で挨拶をしないのでは、組織の評価は下がります。
5, ひと言添える
挨拶は丁寧に、「おはよう」よりも「おはようございます」というように、省略はしないとよい印象になります。さらに、より親近感を増すために「すてきなネクタイですね」「ご無沙汰しておりますが、お元気ですか」などと、相手に合ったひと言を添えましょう。このひと言には季節・趣味・ニュース・家族・仕事などのうち、さしさわりのない話題を選びます。堅苦しい話しや政治や宗教など対立しそうな話題は避けましょう。